人生の指針

頭を整理するために思ったことを書いてます

殺人鬼との鬼ごっこ

f:id:Riki1049:20200504213741j:plain

そこがどこなのか

何の部屋なのか

そんな事を考えている暇はない

"シーンッ"とした部屋には

僕の乱れた呼吸だけが響き渡る。

 

部屋に電気はなく

窓から差し込む月光だけが唯一の灯である。

そして部屋にはベッドがきれいに6つ引っ付いて並んでいるだけである。

 

僕はそのうちの2つのベッドを扉に押し付け

外から扉が開かないようにした。

 

そして僕は月が見える方向に並んでいる

ベッドとベッドの隙間に潜るように隠れた。

 

暫く経つと

"ドンッ"

と扉を叩く音が聞こえる

しばらくその音は鳴り止むことはなく

僕は息を潜めていた。

しばらくすると

"バコーン"

と大きな音と同時に

ベッドで抑えていたはずの

扉が壊された。

 

扉を壊した奴は

僕をずっと追いかけてきている。

手には銃を持っている。

理由もわからず追いかけられ

殺そうとしてくる。

 

部屋を散策し始めた

僕は相変わらず息を潜めて隠れている

しばらくすると

物音はなくなり

やつが去ったのかと"ホッ"と

したのもつかの間

僕の目に月光が差し

"バンッ"

と銃声の音がなり

僕は目を覚ます。

 

 

そう、これは夢の話である。

しかしこの夢はいつからかわからないが

定期的に見る夢なのだ。

 

毎度同じ奴に

同じ場所で

殺される。

 

ぼくはいつか母親に相談したことがあった。

母親は「殺される夢は前世スパイの可能性が高いらしいよ。」

とだけ言い、別の話に変わった。

 

そうか前世はスパイだったのか。