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Guardians of the Galaxy Vol. 3 [ネタバレあり]

Guardians of the Galaxy Vol. 3

ついに待ちに待った,Guardians of the Galaxy Vol. 3を見てきました.

 

一言で言えば、最高!!!でした

ジェームズ・ガン監督とDisneyとのゴタゴタからよくここまでの映画を作り上げたなという感想の中でMCUはとんでもない監督をDCに流してしまったなという感想が同時に襲ってきた。

 

そして3部作を通じて、我々観客側がGuardians of the Galaxyの面々を理解していく、それがラストシーンにもあらわれていました。

 

予告編からもわかるように今作の主役はアライグマのロケット

1部と2部を通してGuardians of the Galaxyの面々が過去を克服、決別していく中で唯一過去を語ろうとしなかった人物。

そんな彼にフィーチャーした今作は、どこかシリアスで、だけど、Guardians of the Galaxyらしいコミカルさも兼ね備えた作品でした。

同監督のThe Suicide Squadを彷彿としました。

 

 

ここからはネタバレありの感想です。

 

 

1.ロケット

今作のMARVELのロゴの色がロケットのイメージカラー

MARVELファンなら知っている情報かもしれませんが、MARVELのロゴのカラーがその時に死ぬキャラクターを示唆しているということ。

そして、今作の始まりもロケットから始まります、そして前作のvol2もロケットで終わります。

そしてロケットの過去に出てくるライラというキャラクター

彼女の"これはあなたの物語よ"というセリフが今作の主役がロケットだと改めて我々に伝えに来てくれました。

そしてロケットが今まで、過去を語らなかったのは、あの忌々しいい過去を思い出したくなかったからだろう。

そしてロケットの自分がラクーンであることを知り、忌み嫌っていた"ラクーン"と自分から名乗るシーンは本当にしびれた!

そしてヨンドゥ→ピーターとして繋いできた

音楽プレイヤーをピーターから受け取り新たなキャプテンとして進み出す。

 

2.ライラ

そしてそのライラの声を演じたのはAvengersでHowkeeyeの奥さんのローラ・バートン役

リンダ・カーデリーニが声を勤めていました。

 

3.ネビュラ

今作の第2主人公といっても過言ではないネビュラ

彼女もロケットと同様、サノスに改造されてサイボーグと化した人物、

そして"Avengers Endgame"にてロケットと唯一生き残った人物5年間をともに過ごしてきた、

こともあり、ロケットが生き返った情報を聞いて、感情をむき出しに涙を流すシーンは涙なしには見れなかった。

そして、前作vol2にてガモーラに言われた"この世界に私達みたいな子どもたちはたくさんいるから、救ってあげて"という言葉があり、今作の適役"ハイエボリューショナリー"の宇宙船にいた子どもたちを救出しました。

 

4.ガモーラ

今作のガモーラは我々が見てきたガモーラではなく、過去から来たガモーラである。

つまりみんなと心を通じ合えてはいない、その証拠にガモーラはGrootの言葉を理解できていなかった。

しかし、ネビュラに対しては妹のように思っているなどと発言があった

Endgameなどを通じて心を通わせてきたガモーラではなく、過去のガモーラでさえこの発言をするのだから、サノスのもとで戦いを繰り広げていたときでさえ、ネビュラのことを妹のように思っていたいう姉妹思いであったことがわかった。

 

5.ドラックス

今作でついに、デストロイヤーから父親的立ち位置へと変わった。

ハイエボの船の子どもたちに対しても、今作の新キャラであるアダム・ウォーロックに対してもだ。

そしてずっと嫌いだったダンスを踊るラストシーン、彼の成長や過去との決別が現れていた。

 

6.アダム・ウォーロック

今作の新キャラであるアダム・ウォーロック

彼がノーウェアを襲撃してきたことのより、ロケットは瀕死状態になってしまう。

しかし、そんな彼もGuardians of the Galaxyに救われ更に、2nd チャンスまで与えらた。

そして彼が宇宙に投げ出されたピーター・クイルを助けるときはアダムの創造のオマージュだった。

そんな彼はnew Guardians of the Galaxyのメンバーとなる。

アダムの創造

 

7.ノーウェア

 

Guardians of the Galaxyがコレクターから購入したノーウェアは名前も似ているように

ノアの箱舟的立ち位置の船になった、ハイエボの宇宙船から、子どもたちと動物たちを助け出した。

 

8.コスモ

エスパー犬のコスモも今作では大活躍を果たした。

動物虐待の物語として焦点が当てられた今作は、ロケットだけでなく、コスモもまた虐待なり実験をされてきた動物だろう。

そんな彼がnew Guardians of the Galaxyとして"on your left captain"というキャプテン・アメリカとファルコンの有名な掛け合いをロケットと行っていた。

 

9.マイティー・ソー

ソーは以前ロケットに対して、キャプテンの風格があると言っていた。

これは、ロケットが次のキャプテンになることの示唆だったのだろう。

 

10.アベンジャーズとの違い

MCU作品でTeam upしている、映画はGuardians of the GalaxyとAvengersがある。

Fantastic 4もあるが今回は置いておく。

 

Guardians of the GalaxyとAvengersの違いは、たくさんあるがAvengersはチームになる必要にない、強力なパワーを持っているメンバーが一つの目的のために集まった、いわばドリームチームであるが、Guardians of the Galaxyは一人では強力とは言えないが、みんなで力を合わせて一つの強力なチームとして成り上がる。いわばこの3部作はGuardians of the Galaxyが一つのチームとして成り上がっていく物語。

 

11.ガン監督

DIsneyとのいざこざで今作がMCUとして最終となったガン監督。

そんな彼を救ったのはGuardians of the Galaxyのみんなだった、彼らの嘆願によりガン監督は最後までGuardians of the Galaxyに携われた。そんな彼はロケットは自分自身だと言っていた。彼自身、父親に虐待された経験がある。そして彼には3人の兄弟がいる、彼らも同様に虐待されていた、つまりロケットが過去に出会った友達はガン監督の兄弟を表しているのだろう。

そしてガン監督は、親が子を虐待する話をよく書く。

Peace makerやThe suicide squadにも虐待の話があった。

そしてDisneyとの確執も含めてなのか、深読みなのか、Disney批判があったと思う。

Disneyのキャラクターは擬人化した動物である。そして今回の作品でも擬人化した動物たちが大勢出てきた、そしてそんな彼らの最後は、、、、

そして、ドラックスがアダムに対して放った「もう一度やり直せばいい」はガン監督に自身に向けて行っている言葉だろう。

 

12.最後ハイエボを殺さなかった理由

今作の敵"ハイエボリューショナリ"はMCUで久しくみない、全く共感の出来ない純粋な敵だったと思う。

強敵サノスでさえどこか同情の余地があった。しかしハイエボには一切なかったのが気持ちが良かった。

そしてロケットが最後復讐に追われずとどめを刺さなかったのは、過去にハイエボから逃げようとせずに怒りに任せて、攻撃を続けた結果、ライラだけでなく他の2人も失ったことからだろう。

今回も復讐に任せて、止めを刺していたら、誰か助からない人が出たかもしれない。

過去を乗り越え、仲間との脱出を優先できたのも、ロケットの過去を克服できた瞬間だろう。

 

13.ピーター・クイル

今作の最後でピーターは地球の祖父のところに帰った。

ピーターが地球に帰ることはMs.Marvelの時点から示唆されていた。

Ms.Marvelでカマラ・カーンが友人とアベンジャーズ展みたいなときに行ったワンシーンにて

"The Peter Quill Star-Boy story"という本が出版されている。

peter本人が書いたかはわからないが、これが本当なら、Ms.Marvelよりも時系列が前の話になるので、Ms.Marveにnew Guardians of the Galaxyが出るかもしれない、、、

Ms.Marvel

 

 

14.The ledgendary Kevin Bacon

 

the Guardians of the Galaxy Holiday Specialにてマンティスとドラックスが元気のないピーターを思ってクリスマスプレゼントとして地球からKevin Baconを誘拐してきた。

そしてエンドクレジットのピーターと祖父の食事シーンでの、祖父が読んでいる新聞に

Kevin Baconが宇宙人に連れ去られた全貌を語ると書いてあった。

そして最後にThe ledgendary Star Roadとして帰ってくる。

Kevin Baconとようやく肩をなれべることが出来た。

 

15.グルートのI Love you

ついにグルートがI am Groot以外の言葉を放った。いやそしたら周りの面々が驚くはずなのだ、なぜみんな驚いてないのだろうか。

それはこの3部作を通じて我々がグルートの言葉を理解できるようになったのだろう。

それを証拠に最初グルートの言葉が理解できなかった、ガモーラが最後会話ができていた。

つまり一緒にいる時間、旅をともにすれば全く理解できない言語ではないのだ。

だからこそ3部作をともに冒険してきた我々が最後グルートの言葉を理解できたのだろう。

 

16.ED

最後、New Guardians of the Galaxyが好きな曲を発表していく際に、

ロケットが一番好きな曲として、Vol1で一番最初に流れた曲がEDとして流された、

最初の曲を最後に流す演出は終わりを告げ新たな始まりとして完璧な演出だった。

 

最後

 

今作は最初のカメラーワークが襟元を掴んでブン回せれているようなスピード感溢れる演出から、シリアスな場面ではキャラクターのアップが多く、我々に緊張感や圧迫感を与えてくる印象のカメラワークや画角だった。

更に、Guardians of the Galaxyでは異質な画面がダーティで汚れた色調の映像が多い中で途中"Among us"や"2001年宇宙の旅"を彷彿とさせるカラフルな宇宙服でのカラフルなシーンを途中で挟んでくるのが良かった。

 

マーベル作品の3作目はヒーローとして何かを失うっていうのが多かったが、今作では皆失うことなく、新たなものや失ったものを手に入れ、取り返したのではないか。

 

 

ピーター : 祖父との新たな時間であり、家族との時間

 

ロケット : キャプテンという地位と過去との決別と本当の名前

 

ネビュラ : 今作で感情を爆発させるシーンが多かった、感情を取り戻したのではないか

 

グルート : 相棒を失いたくない一心からすごく頑張っていた、相棒ロケットを思う気持ちが伝わり、相棒を取り戻した

 

ドラックス : 妻や娘を殺され復讐に駆られていたが、今作で改めて父親という立ち位置になった。

 

マンティス : 3匹のアビリスクを従えて、一緒に旅に出る。新たな自分の人生を取り返したのではないか?

 

コスモ :悪い犬だと言われていたが、最後に

いい犬としての立場を手に入れた

 

クラグラン :ヨンドゥから引き継いだ矢を操れるようになり矢の力を継承できた

 

ガモーラ :最後にグルートの言葉がわかるようになったり、仲間としての気持ちを取り戻せたのではないか?

 

ところどころこじ付け感はあるがこんな感じです。

 

最高の映画だった

 

Forever the frickin' Guardians of the Galaxy