人生の指針

頭を整理するために思ったことを書いてます

NetflixはDVDを壊した。僕はおこぼれをもらう。

f:id:Riki1049:20200505143905j:plain

 

僕たちが普段目や耳にしている

建物や映画、音楽は

完成されたものであり、そこに変化を加えることはできない

世に出てしまえばそれは一つの完成された作品になってしまうからである。

そして僕たちはその完成形にお金を落としている。

完成形が世に出るまではお金は入らない。

ならば完成形を築き上げている過程にはお金を落とせないのか?

 

僕がこれを考えたきっかけの一つは

Netflixなどのサブスクの発展により

DVDショップやレンタルビデオ店などが

廃業に追いやられている。

実際、僕の家の近くのTSUTAYAも潰れてしまった。

 

サブスクの発展によりDVDの需要が減ってきた中で

DVDにあってサブスクには無いものがある。

 

それは特典映像だ。

 

特典映像とは

撮影の裏側やNG集など小ネタをまとめたものだ。

よくDVDと一緒に入っていたが

DVDを借りることが少なくなり

特典映像を目にすることも少なくなってきた。

 

そしてもう一つが

映画の制作が開始されたと

SNSやニュースで報道される。

しかし公開は2年後、ましてや前売り券の発売も当分先ということがよくある。

 

そのニュースを見た時に

”絶対見よう・この映画面白そうだな”

と思う人達の需要をその時点で満たしていないことになる。

製作発表から公開までの2年もの間に映画への

興味・需要を減らさない必要がある

そこで考えたのが

 

“過程を見ることができるサブスク”だ。

 

例えば、映画の撮影風景、楽屋の様子を毎週小出しにしていき

映画公開までのモチベーションを上げていく

いわば週間予告編みたいな感じだ

もちろんネタバレになりそうな箇所は配信しない

そうして公開するまで興味・需要を減らすことなく増やすことができる。

もちろんその間に飽きさせない工夫も大切だ。

 

そして待ちに待った本編が公開される。

そこで今まで通り映画を楽しむだけでなく

「あっ、あのシーンこんな感じになったんだ。」

「あの俳優、撮影中はふざけてたのに、あんな怖い演技できるんだ。」など

新しい楽しみ方も増えるだろう。

そして本編が公開されてから少し経過したあと、

公開前にはネタバレになっていたであろう部分も少しだけ公開していくという方式だ。

 

これは他にも

作詞作曲の様子、ライブの打ち合わせ、振り付け練習、絵画や執筆、ゲーム制作、様々なもので配信できる。 

 

他にもマニアックではあるが建築現場だってこれを使える

もうすぐオープンするUSJでマリオの世界観を作っているところや、ディズニーランドの新アトラクションの制作過程

あの見上げるほどでかい建物はどの様に建てられているかなど

みんなが目にする完成形の裏側を知ることができる。

 

そして建築現場で働いている人の苦労や職人の素晴らしい技術などを認知してもらい

世間の建築業界へのイメージを変えたいとも考えている。

 

さらにできるのであればこれをVRで公開したい

 

技術の進歩・5Gの誕生によりVR技術が日常に使用できるようになり

撮影風景や振り付け風景、作詞作曲の様子もVRで配信できる

更にこれらの映像ならばVRを着用中でも動き回ることはなく、安全面も守られる。

 

もちろんこれはアイデアであり実装化するかもわからない

僕も実装化できるように考えてみたいとは思う。

もしかしたら、もうすでに誰かが実装しようとしているかもしれない。

この世界はアイデアで満ちているので

誰かがこれを現実のものにしてくれて

世界がより良くなればいいなと願っている。